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WordPressのテーマを自作するのはもうやめよう:おすすめの日本語対応有料テーマ6選

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WordPressは現在に置いてもシェア第1位のCMSですが、そのテーマを自作するのはWordPressのアップデートに伴い非常に難しくなりました。 ブロックエディタ、フルサイト編集、theme.jsonの作成、対応PHPのバージョンアップなど、テーマの自作には様々なハードルがあります。

現代のWordPressのテーマ作成が難しい理由

ブロックエディタへの対応

ブロックエディタは、従来のワードプレスのエディタよりも柔軟性が高く、豊富な機能を提供しているため、それに対応するテーマを作成することは困難を伴います。 各ブロックのスタイリングや動作を適切に制御し、ユーザーがブロックを使いやすくカスタマイズできるようにするには、高度な技術力と理解が必要です。

オリジナルブロックの作成

オリジナルのブロックを作成するには、Reactの知識が必要となります。ワードプレスのブロックエディタは、Reactベースの技術で構築されているため、ブロックを作成するにはReactの理解が不可欠です。

ブロックを作成する際には、Reactコンポーネントを使用してブロックの外観や機能を定義する必要があります。これには、JSX(JavaScript XML)を使用してコンポーネントのマークアップを記述し、Reactのライフサイクルメソッドやステート管理を活用して動的な振る舞いを実装することが含まれます。

さらに、ワードプレスのブロックエディタに必要とされるGutenbergそのものの知識も必要です。そのため、Gutenbergのドキュメントやソースコードを理解し、これをベースにしてカスタムブロックを作成するという労力が伴います。

フルサイト編集機能の対応

フルサイト編集機能をサポートするテーマを作成することは、デザインと構造の柔軟性が高いことを要求されます。ユーザーがテーマを使用してサイト全体をカスタマイズできるようにするには、テーマの構造やコーディングにおいて特定の規約に従う必要があります。また、テーマがフルサイト編集機能に対応していることを確認するためには、テストや調整が必要です。

theme.jsonの理解

さらにtheme.jsonというテーマ設定ファイルの作成も一筋縄ではいきません。

構文と設定の理解

theme.jsonは、WordPressのテーマの設定を定義するためのJSONファイルです。しかし、このファイルの構文や各種設定の意味を理解することは難しいです。 例えば、テーマのカラーパレットやフォントスタイルを指定する方法、またはブロックのスタイルや設定をカスタマイズする方法など、複数のパラメータやオプションがあります。

試行錯誤とデバッグ

theme.jsonを作成する際には、試行錯誤が必要です。ブロックやテーマのスタイリングを調整し、それを反映させるために何度もファイルを変更してテストする必要があります。また、設定に誤りがあった場合には、その原因を特定して修正するためのデバッグ作業も必要です。

ドキュメントの不足

theme.jsonに関する公式なドキュメントやリソースが不足していることもります。特に、WordPressのバージョンアップや新機能の追加に伴って、theme.jsonの仕様や機能が変更されることがあります。そのため、最新の情報を入手し、それに基づいてtheme.jsonを作成する必要があります。

従来からあるWordPressの問題

以前から懸念されているWordPressが抱えている問題は現代も解決していません。

セキュリティリスク

テーマを自作する場合、セキュリティ上のリスクが増加します。セキュリティの脆弱性があれば、攻撃者がサイトに侵入し、悪意のある活動を行う可能性があります。自作のテーマはセキュリティの脆弱性に対処するための十分なテストと保守が必要です。

互換性の問題

ワードプレスのコアやプラグインが更新されると、自作のテーマが互換性の問題に直面する可能性があります。新しい機能や変更に対応するために、定期的な更新と調整が必要です。

時間と労力の投資

テーマの自作には多大な時間と労力が必要です。デザインの構想、コーディング、テスト、デバッグなど、多くの作業段階を経る必要があります。また、完成したテーマを維持管理するためにも時間を割かなければなりません。

このような障害があり、現在ではWordPressのテーマは自作するのではなく、有料テーマを購入して使用するほうが短期間でハイクオリティなサイトを立ち上げることができます。

有料テーマを購入する利点

豊富な機能と優れたデザイン

有料テーマは、プロのデザイナーや開発者が作成しており、当然デザインに問題はありません。機能面でもブロックエディタの対応はもちろんのこと、豊富なカスタムブロックでサイト運営を効率化することができます。

時間と労力の節約

自作テーマを作るには時間と労力がかかります。しかし、有料テーマを購入すれば、デザインや機能の開発に費やす時間を節約することができ、テーマをインストールするだけですぐにWebサイトを立ち上げることができます。

サポートとアップデート

有料テーマの多くは、サポートチームが利用者をサポートし、テーマのアップデートを提供してくれます。セキュリティのリスクを最小限に抑え、常に最新の機能や改善を取り入れることができます。

選択肢の多様性

様々な制作者が有料テーマをリリースしており、スタイルや用途に合ったテーマが豊富に揃っています。自分のブランドや個性に合ったテーマを選ぶことができるから、自分らしいWebサイトにすることができます。あわなければテーマを入れ替えるだけで大きなリニューアルも一瞬で完了します。

日本語環境で商用利用にも耐えうるWordPressの有料テーマを6選セレクトしました。 ブログからコーポレートサイトまで対応していますので、テーマ選びの参考にしてみてください。

日本語対応のおすすめ有料テーマ6選

ゴールドブログ

価格:9,900円(税込)

ザ・トール

価格:16,280円(税込)

LIQUID PRESS

¥14,800 (税込 ¥16,280)

XWRITE

サブスクリプションプラン(月額)  990円/月

サブスクリプションプラン(年額) 9,900円/年

買い切りプラン 15,840円

OPENCAGE

価格 ¥11,000(税込)

Emanon

9,800円(Emanon Pro)

いずれも海外製テーマのように日本語環境ではデザインが崩れるということもなく、2万円以下でハイクオリティで多機能なテーマとなっています。 試用期間のあるテーマもありますので、参考にしてみてください。

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